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検温精度の再認識が始まっています
ドイツ製±0.1℃精度は、最善の選択肢です

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体温測定システムの決定版 - FebriScan / フェブリ・スキャン

ドイツ製 / 日本語対応 / ±0.1度精度 / 校正証明書で精度を保証正しく精度保証された検温精度が見直されています
発熱者を正しくスクリーニングしたい施設向け

Febrile (発熱 <フィーブラル>) + Scan で FebriScan <フェブリスキャン>

[2020/09/12 更新] カタログ更新 (Rev 1.2)

±0.1℃精度の体温検知システム - 適用例

FebriScan モバイルパッケージの設置から運用までの事例

非接触で検温できるので、担当者が接触距離を一定に保って、感染リスクを抑えられます。
可搬型のモバイルパッケージをキャリングケースから出して設置、運用までが簡単にできます。

インテグレータ向けパッケージの適用事例

FebriScan インテグレータパッケージを使った製品事例です。
このシステムは、スペインのバスケットボールリーグのスタジアムに設置されています。スタジアムは、マスク着用と正常体温が入場の条件となっており、FebriScan による異常体温検知と、可視光カメラ+AIによるマスク着用の有無を検知しています。
当該製品ならびにカスタマイズ品は弊社にて提供できるのでご相談ください。

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国際規格 - IEC 80601-2-59:2017 スクリーニングサーモグラフの国際規格

FebriScanは、スクリーニングサーモグラフの国際規格に準拠しています。 この IEC / DIN EN 80601-2-59:2017 の抄録 (Abstract) には、以下のように記載されています;
管理された環境条件下でのヒトの個別の非侵襲的熱性温度スクリーニングに使用することを意図したスクリーニングサーモグラフ(以下ME機器と呼ぶ)の基本的な安全性と本質的な性能に適用される。本書は、スクリーニングサーモグラフの実験室特性試験限界値を定めたものである。本版では,前版と比較して,次のような技術的な大きな変更が加えられている:
§ a) 基準文献および参考文献の更新,
§ b) パンデミック感染症一般への適用範囲の拡大。


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FebriScanの特長 - 体温上昇の高精度な検知

FebriScan - Screening of Body Temperature

新型コロナウィルス感染 - 体温スクリーニングの革新的ソリューション
FebriScanは、高精度な体温画像評価によるコロナウイルス感染の可能性のある人の発熱を正しく = 高精度で検出します。

トレーサビリティのある計測機器として精度を保証しています。

FebriScanの構成
FebriScanは、インテリジェント赤外線カメラ、カメラ内蔵の高熱判定アプリ、高精度黒体、から構成されます。
● インテリジェント赤外線カメラ: 発熱スクリーニング用のアプリを内蔵しています。
● カメラ内蔵専用アプリ: 発熱の判定を行うだけでなく、自己診断を自動で行って測定の信頼性を確保します。
● 高精度黒体: 顔と黒体の両方をカメラの視野に入れ、黒体を温度標準として測定ごとに高精度で補正します。
以上のハードウェアとソフトウェアの連携で、最高精度での体温検査を実現しています。

FebriScanの利点
● FebriScan は、国際標準 IEC / DIN EN 80601-2-59:2017 Medical electric equipment に準拠しています。
● FebriScan は、製品ごとに校正証明書を添付し、国際標準によるトレーサビリティを確保し、温度精度を保証しています。
● FebriScan は、ほぼ瞬時に体温測定と発熱判定ができます。
● 検査結果の判定結果は、赤 = 発熱、緑 = 安全、の色分けで、分かりやすいグラフィカル表示になっています。
● 装置の設置が簡単です。

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どのように検査しているのか?

FabriScan - How does it work?

FebriScan は、スクリーニングサーモグラフの国際標準である IEC 80601-2-59:2017規格に準拠した製品です。
製品ごとに出荷時に校正証明書を添付し、トレーサビリティのある計測機器です。

FebriScan は、単に赤外線カメラで顔の温度を測るだけではありません。これでは温度精度は保証されません

精度を確保するに、技術的な裏付けがあります。

正しい体温を反映し最も安定したポイントを測定
体温を最も正しく反映するのは、目頭の内側の涙嚢であり、このポイントは内頭動脈から涙嚢に体温が 十分伝わることから、環境条件の変化の影響を受けずに、最も安定した体温測定ポイントであることは、既に実証されています。

高精度黒体を温度参照しながら体温を測る
黒体(高精度温度基準)による補正を測定と同時に行い、さらに自動自己診断機能により、±0.1℃の高精度で体温を測定します。

カメラ内蔵の専用アプリで ほぼ瞬時に判定 & グラフィカルな結果表示
カメラに内奥されている専用の発熱スクリーニングアプリが、瞬時に体温上昇を判定し、温度と判定結果を分かりやすく表示。

日本語対応版 - 設置場所に応じた表現に変更できます

メガネは外してもらう
なお、検温にはメガネを外して、カメラの前に立って頂きます。
 FebriScan - Good

FebriScan - Warning

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従来の検温システム - その問題点

最近見かける赤外線カメラシステム --- これは通行する人々の顔の温度を測っています。

顔の皮膚表面温度は体温との相関がない
赤外線カメラや非接触温度計は、顔などの皮膚表面の温度を測ります。寒いところや冷たい風に当たっていると皮膚の温度は下がり、熱いところにいれば皮膚は温かくなります。環境の状態によって皮膚の温度は変化するのは、実感として分かります。これに相関して体温が変化するようであれば、むしろ問題です。

赤外線カメラや非接触温度計の温度精度は、実は意外に悪い
温度校正を行った 赤外線カメラの温度測定の精度は、高性能なカメラでは「読み値に対して±1℃あるいは±1%の大きい方」、廉価版の普及タイプのカメラでも「読み値に対して±2℃あるいは±2%の大きい方」や「読み値に対して±5℃あるいは±5%の大きい方」といった程度です。赤外線カメラのカタログにある「温度精度」の項目をご確認ください。

温度精度 は 温度分解能/NETD/温度感度などとは異なる
赤外線カメラの仕様の中に温度分解能、NETD、温度感度といった項目がありますが、これはどのくらい細かく温度差が区別できるかを示すものです。これらの指標が良くても(小さくても)、温度精度が良いわけではありません。温度分解能が20mKであっても温度精度は2℃あるいは2%といったように、これらは全く異なるので要注意です。

体温測定の絶対値は測定部位や環境条件の影響が大きい
体温測定は、赤外線カメラや非接触温度計の実際の精度の影響だけでなく、体温を測る体の部位、風や気温などの環境条件の影響も大きく受けます。体温測定の精度を実際には1℃未満にするのは、技術的な課題が多くあります。

温度精度のカタログ値 - 本当にその精度が保証されますか?
特定用途での温度精度を向上させるためには、対象物や周囲の環境条件を限定する必要があります。カタログを見て、同じカテゴリのカメラの値よりも良い値、例えば±0.3℃ や ±0.5℃ などと記載されている場合は、どこかに必ず条件が書かれている筈です。
これが不明瞭な場合は、メーカーに問い合わせて、納得できる説明を確認した方が良いでしょう。

高精度の体温測定に対する FebriScan のアプローチ
感染症防止目的で、非接触の体温測定を本気で行いたい場合は、顔の皮膚温度を観るだけでは不十分です。
インテリジェント赤外線カメラのにより、脳の血流が多く集まっている人の目頭の部分を観察し、さらに±0.1℃精度の黒体も同時に観察します。つまり、脳血管の温度を ±0.1℃の精度で補正を行いながら測ることで、高精度の体温測定を達成しています。製品ごとに校正証明書を添付しており、計測機器としてのトレーサビリティが保証されています。つまり、スクリーニングサーモグラフの国際標準に準拠し、温度精度を公式に保証しているのが FebriScanの特長です。

このようにハードとソフトの組み合わせ、堅牢で使いやすく、設置が簡単なシステムに仕上げたものが FebriScan です。


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FebriScan の優位点

● 温度精度は、校正証明書により保証されている
● IEC / DIN EN 80601-2-59:2017 メディカルデバイスに準拠した製品
● 目頭(涙嚢)の温度 - 頭の中の温度 - を測定する原理
● 精度±0.1℃の高精度温度参照(黒体)を利用して、校正しながら検温する
● ほぼ瞬時の判定(< 1 秒)
● 設置場所や条件に合わせた設置が可能 - 会社、官庁、鉄道駅、空港、バスターミナル、クルーズ船など
● 設置が簡単


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FebriScan システム構成

● 赤外スマートカメラ技術(解像度336×256 / 640×512 ピクセル)
● 高精度温度参照(黒体)による測定の自動調整
● 自動自己診断機能を組み込んである- 温度計測の信頼性向上
● 実際の設置場所の状況に応じて3つのパッケージを用意している
● 直感的に分かりやすいグラフィカルユーザーインターフェースを採用
● 24時間365日 休みなしの連続稼働が可能


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3種類のパッケージ

FebriScanシステムは、設置場所に応じて、
● Portal Package - 据置き型
● Mobile Package - 可搬型
● Integration Package - 組込型
の3通りを用意しています:

Portal Package – 据置型 ポータル・パッケージ
据置きするために必要な機材全てを含んだパッケージ

- インテリジェント赤外線カメラ: IRSX-I (VGA / QVGA)
- FebriScanアプリ
- 高精度黒体
- 検査結果表示用タブレットPC
- 操作員用PC内蔵モニタ
- 電源、電源ケーブル、イーサネットケーブル
- ポータルゲート用枠組み、固定金具類
- ピクトブラムステッカー/表示セット

Mobile Package – 可搬型 モバイル・パッケージ
三脚で設置する可搬型パッケージ

- インテリジェント赤外線カメラ: IRSX-I (VGA / QVGA)
- FebrScanアプリ
- 高精度黒体
- 検査結果表示用タブレットPC
- 電源、電源ケーブル、イーサネットケーブル
- カメラ用三脚、黒体用三脚、固定金具類
- ピクトグラムステッカー/表示セット

(オプション)
- 操作員用PC内蔵モニタ


全ての構成機器が、1つのキャリーボックスに収納できます。

Integration Package – 組込型 インテグレータ・パッケージ
インテグレータが必要とする機材のパッケージ

- インテリジェント赤外線カメラ: IRSX-I (VGA / QVGA)
- FebrScanアプリ
- 高精度黒体
- 電源、電源ケーブル、イーサネットケーブル

(オプション)
- ピクトグラムステッカー/表示セッ員用PC内蔵モニタ



スペイン バスケットボールリーグが設置した事例
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